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~散花~
第13章 房中術
「え~~閨における女人の最も重要な務めとは、女人の持つ陰の気を、お相手の殿方の陽の気とまぐわせることであります。え~~これにより、殿方は精気に満ち溢れるわけであります」
訥々と語る老師の背後に、三十路を過ぎているであろう地味な女官が音もなく現れて控えた。
「え~~というわけで、これよりあなた方に見学していただきたいのは、いかに効果的にあなた方の気を帝に献上申し上げるか、え~~門外不出の秘技でありますゆえ、くれぐれも他言無用を胸に刻んでいただきたいものであります」