この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
~散花~
第14章  前夜

「あなたが玉蘭さんですかな」

「は、はい。すみません、わたし…先生がなかなかいらっしゃらなかったので、わたしが場所を間違えたのかと…それで探しに…」

女官長がいたら「はしたない」と叱られそうな勢いで、玉蘭はまくしたてた。

典医が苦笑する。

「そうでしたか、それは失礼した。実は俄に不調を訴えた女官がおり、その局へ呼び出されておってな。待たせてしもうて、申し訳ない」

お爺ちゃん先生に頭を下げられ、玉蘭はあわてて両手をついた。

「滅相もございません。わたしが、お越しをお待ちしているべきでした」

「ではさっそく、診察を始めましょうかの」

「はい、よろしくお願いします」

どうぞこちらへと促され、玉蘭は畳を四枚重ねた寝床に横たわった。




/740ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ