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~散花~
第21章  決死行…?

(どうしてこんなに広いのよぅ…)

弱気になって涙ぐむ。

夕膳をたいらげたあと戌の刻に鶯燕館を抜け出し、それからもう一刻は経つ。

北門は常に武官が六人張りついており、そもそも手形を持っていない以上、円満に通行できるとは玉蘭も考えていなかった。

であれば、塀を乗り越えるしかない。

松明を持った見廻りの衛士を避けつつ、手頃な脱出箇所を探してうろうろするうち、玉蘭は本格的に道に迷ってしまった。

鹿苑の鹿の鳴き声が、夜の静寂に響いた。



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