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~散花~
第35章  初夜

本当にここが天子さまの御殿なのだろうか。

長い柱廊を進みながら、玉蘭は自分の肩を抱き寄せた。

(なんて不気味なの)

夜陰に沈んだ鳳凰殿は、昼間とはまったく違う異様な雰囲気を漂わせていた。

太い柱の陰に物の怪でも潜んでいるのではなかろうか。

ちょっと道に迷っただけであっという間に拐かされそうな気がして、玉蘭は必死に尚侍の後を追った。

ようやく辿り着いた帝の寝所は、紅梅宮の御寮が十室は入りそうなほどの広さだった。



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