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~散花~
第36章 後朝
玉蘭は長椅子の上で上半身を起こした。
不発に終わった初夜のことをぼんやり考えながら、無意識に腿の間へ手を伸ばす。
縦線の上端を二本指ではさみ骨の方へ押し込んだ。コリコリと上下にこする。
「…ふぅ……」
心地よい刺激。
(でも、他の人の手でやってもらったらもっと気持ちいいのにな…)
ふと思い出すのは、玲利の長い指。そして特製の秘薬。
あの甘い香りが懐かしい…。
股がしどけなく開いていく。
玉蘭は目を瞑って、自分の指先を割れ目の中へ潜りこませた。