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~散花~
第6章  お妃教育

ようやく呼吸が落ち着いたのを見計らって、玲利は指を引き抜いた。

玉蘭の蜜が溢れでる。

「どうだった?」

顔をのぞきこまれて、玉蘭は玲利の瞳を見つめた。

なぜか涙がこみあげてきた。

「玲利さまぁ~~」

「どうしたの」

「わたし…わたし…」

玲利に抱きついた。

「わたし、すごく…気持ちよかったです~~」

わ~ん、と泣き出した玉蘭の肩を抱きかえし、

「そう。よかったわね」

背中をぽんぽんたたいた。




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