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迷路・・・Ver.K
第8章 甘い空間


「私・・・」





「ん?」





マシロは
持っていた写真を
クリップで留め


それでも


俺に背中を
向けたまま


こうつぶやいた





「子供じゃ・・ないです」




え?・・




「神島さん・・私・・・


そんな
子供じゃ・・ないです」





な、なんだよ



何言ってんだよ
急に



何か
言わなきゃ

そう思うけど
マシロの意図が分からず

俺は
返事に詰まった




「神島さんのファンなんです

だから
頼み込んで
ココで働かせて
もらったんです

だから・・・」





「だから?」





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