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迷路・・・Ver.K
第8章 甘い空間
マシロは
カバン片手に
玄関へと急いでいた
その腕を握り
マシロを捕まえると
その手を
振り払って
マシロは抵抗した
「落ち着け」
できるだけ
落ち着いた声で
「このまま帰って
次・・どんな顔して
俺に会うんだ?」
できるだけ
優しく
「ちょっと・・話しをしよう」
子供を
慰めるように
「おいで・・マシロ」
抵抗をしなくなった
マシロの手を握り
黙ったままうつむくマシロと
リビングの
ソファまで歩いた
マシロはまだ
うつむいたままで
少し長い前髪で
更に顔を隠しているようだった
泣いてるかもしれない
そう思った
カバン片手に
玄関へと急いでいた
その腕を握り
マシロを捕まえると
その手を
振り払って
マシロは抵抗した
「落ち着け」
できるだけ
落ち着いた声で
「このまま帰って
次・・どんな顔して
俺に会うんだ?」
できるだけ
優しく
「ちょっと・・話しをしよう」
子供を
慰めるように
「おいで・・マシロ」
抵抗をしなくなった
マシロの手を握り
黙ったままうつむくマシロと
リビングの
ソファまで歩いた
マシロはまだ
うつむいたままで
少し長い前髪で
更に顔を隠しているようだった
泣いてるかもしれない
そう思った