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迷路・・・Ver.K
第10章 誘惑

沈む気持ちを
どうしようもできない

そんな日々が続いた




ユウヤが
別のスタジオで
仕事の時は
まだ良かったが



同じスタジオで
仕事の日は


キツかった




なかなか
消えない首元の痕跡が
チラつくたびに



ユウヤの
携帯が鳴るたびに


ユウヤから




煙草の香りが
するたびに





やるせなくて
たまらなかった






そんな気持ちを
どうにかしたくて





俺は
マシロを誘ったんだ


マシロの
カメラを見る
真っ直ぐな
キラキラした

あの瞳をみていたら




その時間だけでも

ユウヤを
忘れることができるような




そんな気がしたから







「神島さん」




「ん?」




「私、ちょっと
寄るところがあるので

あとで
マンションに行ってもいいですか?」




「あ・・あぁ

飯は?」






「食べないで

待っててください」






「・・おう・・分かったよ」








そんな会話を



スタジオの隅で

ユウヤは
聞こえていたのか



聞いていないのか・・・





ユウヤは
なんの
反応もしない



そんな

些細なことが





俺の気持ちを
更に
沈ませていた
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