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執事とお嬢様の禁断の模様
第7章 終わりと始まり


「ねぇあなた……秀一さんのことは諦めて、
秀一さんを私にくれない?」

「えっ……」

「だって…秀一さん、
このままで本当に幸せだと思ってるの? 

…本当は、あなたのことだって
邪魔に思ってるんじゃないの?」

「っっ……」



 ズキン…



 先生の言葉に、鈍く胸が痛む。


 そんなこと、先生に言われたくない…っ



「私が秀一さんを誘ったら……
秀一さんは、私を選ぶんじゃないかしら?」

「っっ……?!」



 そんなっ……


 驚いてガバッと顔を上げると、
先生は少し嬉しそうに妖しく笑っていた。



「そんなことっ、やめてください……!!」

「あら…あなたに、秀一さんに愛されてるって
自信があれば、そんなに焦ったりはしないはずよね…?」


「っっ……!!」



 ドクンッ…



 心臓が大きく鼓動し、いやな音を立てる。



 冷や汗がにじみ出るのがわかった。




 確かに私……


 自信なんてない。



 ただ私は、あんな夢を見て、舞い上がってただけ……



 あれだって本当は、ただの妄想に過ぎない……


 ただ…秀一が欲しかっただけ。



 ただ私が、求めてただけ……




 そう思うと途端に悲しくなってくる。


 だんだん、視界が歪んできた。



 視界が歪む中、おぼろげに見える先生の嬉しそうな顔。



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