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執事とお嬢様の禁断の模様
第7章 終わりと始まり



 ドクンッ…ドクンッ…



 その音に不安と焦りが募る。


 心拍数も高くなる。



 もしかして、先生…
私のこと校長先生にバラしたんじゃ…?






「はい、どうぞ」



 先生は普段通り媚笑を作り、
部屋に入るよううながした。





 なんで……? 一体、誰なの?






 私は手に汗を握りながら、ドアが開くのを待つ。








 ガチャ…






 ドアが開く音がした。








 挨拶もせずに入ってきた人を、恐る恐る見る。





 ドクンッ



 ドクンッ



 ドクンッ




 ドクンッ…







 爆発するんじゃないかというほど鼓動している心臓。












 ―――それはその人を見た途端、止まった。








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