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執事とお嬢様の禁断の模様
第8章 最後に……

「ふぅ……」
私は自室のソファに座ってから、重いため息を吐く。
…秀一の知り合いだって言うから、
もしかしたら秀一に会えるかもしれないって思ったけど……
そんな都合よく会えるわけないのにね……
期待した分、落ち込んでしまう。
自分が情けないのと悲しさが混じって涙がにじんだ。
本当、舞い上がっちゃってバカみたい……
心の中で自分を卑下したら、少しはスッキリすると思った。
なのに、そんなことをしている自分までもが
情けなくなって、余計に悲しくなる。

