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執事とお嬢様の禁断の模様
第12章 未来へ

「な、なに伊織…」
いつここに来たの……?
冷や汗を浮かべながら返事をすると、
伊織は私と秀一の服を引っ張ってこっちを見ていた。
「おとーちゃまもおかーちゃまも、なにしちぇるの~」
「……っ!!な、なんでもないのよ…っ」
顔を熱くさせながらも、手を振って一生懸命わからせようとする私。
「ん~、おなかしゅいちゃ~」
「あっ、ごめんね、お腹すいたの…!
今、作ってあげるからちょっと待ってて!」
内心どうやって説明したらいいのかわからなかったから、ホッとする。
秀一が伊織の脇を持って抱きかかえると、伊織はばんざいして喜んだ。

