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執事とお嬢様の禁断の模様
第12章 未来へ

「あれ?伊織…」
今日は秀一が寝る前に伊織を抱いていなかったから、
疑問に思って聞いた。
「今日は、遊び疲れたみたいで先に眠ったんだ…」
秀一が視線を移した先を私も見ると、
小さなベッドですやすやと眠っている伊織がいた。
健やかなる寝息をたてて、ぐっすりと眠っている伊織。
思わず、顔がほころぶ。
「…可愛い…じゃあ今日は、起こすといけないから
このまま寝かせとこう」
「ああ…」
2人してベッドに潜り込み、
子供がいないのをいいことに秀一に腕枕をしてもらう。
「腕枕、久し振りだね…」
「そうだな…」
「2人きりも、久し振り…ふふ」
「うん」
秀一のパジャマにぎゅっとつかまると、秀一も私を抱き寄せる。
ふわっと温かい感触が心地よい。

