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執事とお嬢様の禁断の模様
第3章 私を見て

「んっん…」


 秀一の舌が侵入する。


 イったばっかりで、いつもよりもクラクラして気持ちいい…


 いつの間にか、秀一の首に腕を回している私。


 夢中で舌を絡める。


「んんっ…んふ…ぁん…ふっ」


 私がキスに夢中になっていると、秀一はキスをやめてしまった。


「ぁっ…まだキスしたい……」

「いえ、これ以上は……」


 秀一はそう言って、目をそらしてしまった。

 私はもっとキスをしたいのに…

 正直、すごく不満だった。



「キスするの、イヤ?」

「そういうわけでは、ないのですが……」

「……っ」



ぐいっ


「…っ?! 妃奈浬…?!」



 私は我慢ならず、秀一を引き寄せた。

 顔が近くなる。


 秀一は驚いた様子で私を見た。



「妃奈浬…? どういたしまし…っ?!」



 私は秀一を更に引き寄せ、無理にキスをした。


 舌も入れる、濃厚なキス。



「っ…んっ…ひなっ…っ」

「んっ…んふ…んんっ…はっん…」



 私がしばらくキスを堪能していると、秀一は優しく私の腕をつかんだ。

 私はしぶしぶ秀一を解放する。



「っ…もっと…したい…」

「…っ…もう、やめておきましょう…?」

「…なんで?」



 私が不満そうに秀一を見つめると、秀一は困ったようにため息を吐いた。



「取りあえず…抜いてもよろしいでしょうか?」

「…っ…ほんとは…ヤだけど…」


 せっかく繋がったんだから、ずっと繋がっていたい…


 秀一はまた困ったように私を見る。



「…早く抜いてしまわないと、私が…我慢できなくなります…」

「っ…! …じゃ、じゃあ…」


 ドクンっ…



「…っ…もう一度…抱いて…?」
「っ~!」



 恥ずかしくて胸が苦しいながらも、なんとか言うことができた。

 秀一は顔を赤くする。



「っ…では、覚悟してくださいね…?」

「…っ! …うん…」


 あと少しで唇がくっついてしまいそうな距離まで詰め寄る秀一。



「妃奈浬…」

「秀…一…」



 そのまま唇を重ねる。


 そのあとしばらくは、秀一と肌を重ね合わせていた。


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