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執事とお嬢様の禁断の模様
第4章 更なる山道

しゃわしゃわしゃわ…
私は今、秀一に髪を洗ってもらっている。
ドクンッ、ドクンッ、ドクンッ…
意思に反して、心臓が大きく鼓動する。
心臓の音…気づかれないかな…?
秀一は、今は服を着ているが、きっと後で脱ぐのだろう…
自分だって一応タオルを巻いているが、多分これもはがされて……
きゃ~…なに考えてるの私……
そんなことを想像している自分に恥ずかしくなり、益々顔が熱くなる。
普通はここでシャンプーの心地よさにうっとりとするのだろうが、恥ずかしくてそれどころじゃないというのが本音だ。
しゃわー…
秀一は丁寧に髪にお湯を当て、泡を洗い流していく。
ドクンッ、ドクンッ、ドクンッ、ドクンッ…
作業が着々と進んでいき、更に鼓動が早まる。
もうすぐ身体、洗われるんだ……恥ずかしすぎるっ…
そしてコンディショナー、トリートメント…
しゃわーーーっ…
「はい、髪は終わりましたよ」
「っ~~~…!」
秀一の一言に、顔に血が集まったのがわかった。
えっ終わっちゃった?! 終わっちゃった!?
いやあぁ恥ずかしいぃっ…
やだやだやだむりむりむり!!
私はタオルをはがされないよう、前かがみに丸まった体勢をとった。
そして目をぎゅっとつぶる。

