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執事とお嬢様の禁断の模様
第4章 更なる山道

私は秀一に心配されながらも、
なんとかお屋敷に着いた。
今は夕食が終わって、秀一が
食器を片付け終わったところだ。
「お嬢様…紅茶を淹れましょうか?」
「ううん…今日は大丈夫」
秀一に笑いかけながら、断る。
「…かしこまりました」
秀一は心配そうに私を見つめた。
…見ないで……
私は秀一から目をそらす。
グイッ
「っ~?!」
秀一は私の頬に手を当て、自分の方を向かせた。
驚いた私は、目を見開く。
ダメ…触れちゃ…!
「妃奈「触れないで…」
「っ…?」
秀一は困惑した様子だったが、
すぐに手を頬から離してくれた。
「妃奈浬…? 今日は様子が
変です…どうかしましたか?」
「っ……やめて」
「っ…?」
私は辛いながらも秀一を見つめた。

