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執事とお嬢様の禁断の模様
第4章 更なる山道

パタン…
「ふぅ……」
ドアの前でため息をつく私。
おもむろに口を手で覆う。
これで………よかったんだよね……?
「……っふ…っ」
…また…涙が……
もう、秀一とは呼べないんだ……
もう、前のようには…できない。
「ごめんなさい……ごめっ…なさ…ぃ…」
なぜ涙は勝手に出てきてしまうんだろう。
止まらない……
いけないことだって…わかってた。
それでも、真剣に恋をしてた。
でも……―――
恋って、こんなにも苦しい
こんなに苦しいなら……
私、秀一に恋なんてしなければよかった……――――

