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キスマーク
第7章 l
滞りなくプレスリリースが終了し
控室でテレビ画面を見ていた私たちは
あらゆる戦略が成功した事に握手をした。
まだこれから、明日、明後日のニュースや新聞での
反応も気になるけど、この現場での雰囲気からして
上手い具合にイメージが回ってくれると経験上分かる。
「お疲れさまでした」
ここ数カ月の準備が無駄にならずに
綺麗な形で終えた事をほっとした。
これから数か月、このままイメージ戦略は続けられるけど
こちらのスタッフは半分になり
私はその担当から外れる。
数日後から、新しいクライアントの担当が決まっている。
全ての片づけが終わり、会見会場のホテルを出るとき、しずかからの
「いつもの店で待ってて」
というメールを受けとる。
しずかの会社は今日はこのまま忙しいんじゃないの?
そんな返事を送り返したけど
「19時には行かれるから」
そんなメールに押し切られた。
もう何回か行っているあの居酒屋の
アウェー感も慣れたもの。
別にしずかが相手をしてくれなくても
というか、他の女性に捕まってたとしても
誰かが私の相手をしてくれるようになった。
しずかの部下だという柳下くんはあの後も
ラッパの話で盛り上がって
同じ年齢だと判明した。
控室でテレビ画面を見ていた私たちは
あらゆる戦略が成功した事に握手をした。
まだこれから、明日、明後日のニュースや新聞での
反応も気になるけど、この現場での雰囲気からして
上手い具合にイメージが回ってくれると経験上分かる。
「お疲れさまでした」
ここ数カ月の準備が無駄にならずに
綺麗な形で終えた事をほっとした。
これから数か月、このままイメージ戦略は続けられるけど
こちらのスタッフは半分になり
私はその担当から外れる。
数日後から、新しいクライアントの担当が決まっている。
全ての片づけが終わり、会見会場のホテルを出るとき、しずかからの
「いつもの店で待ってて」
というメールを受けとる。
しずかの会社は今日はこのまま忙しいんじゃないの?
そんな返事を送り返したけど
「19時には行かれるから」
そんなメールに押し切られた。
もう何回か行っているあの居酒屋の
アウェー感も慣れたもの。
別にしずかが相手をしてくれなくても
というか、他の女性に捕まってたとしても
誰かが私の相手をしてくれるようになった。
しずかの部下だという柳下くんはあの後も
ラッパの話で盛り上がって
同じ年齢だと判明した。