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キスマーク
第8章 ク
「楽しそうだな。優衣」
来た事に気付かなかったしずかが
ネクタイをゆるめながら隣に座った。
なんだか機嫌が悪い。
「今日はお疲れ様」
「ん」
「プレスリリースは大成功だね」
「おかげさまで」
「このまま良いイメージで合併が受け入れられるよ」
「だな―――で?何が楽しいんだ?」
「あ~。高校時代の話。私たち偶然会った事があるみたい」
「へ~・・・」
片方の眉をあげ、
思いっきり不機嫌そうに返事をする。
座っていきなり不機嫌になったしずかに
私たちはビックリした。
プレスリリースの後、何か不都合でもあったのか。
「優衣。今日は俺疲れてるんだ。このまま帰る」
いきなりの暴言に唖然として
「じゃぁ私を呼ぶ必要なかったじゃない」
と、つき放せば
「優衣も一緒に帰るんだよ」
と、腕を引き上げられる。
「ちょっと。私一緒に帰るなんて言ってないっ」
このまま、この機嫌の悪い男と一緒にいたくなくて
腕を振り切ろうとするけど
力が強くて上手く行かない。
「しずか?」
離してよ!と睨むために顔を向けたら
疲れた顔をして、軽くため息をついて
「良いから来い」
と、私を立たせた。
来た事に気付かなかったしずかが
ネクタイをゆるめながら隣に座った。
なんだか機嫌が悪い。
「今日はお疲れ様」
「ん」
「プレスリリースは大成功だね」
「おかげさまで」
「このまま良いイメージで合併が受け入れられるよ」
「だな―――で?何が楽しいんだ?」
「あ~。高校時代の話。私たち偶然会った事があるみたい」
「へ~・・・」
片方の眉をあげ、
思いっきり不機嫌そうに返事をする。
座っていきなり不機嫌になったしずかに
私たちはビックリした。
プレスリリースの後、何か不都合でもあったのか。
「優衣。今日は俺疲れてるんだ。このまま帰る」
いきなりの暴言に唖然として
「じゃぁ私を呼ぶ必要なかったじゃない」
と、つき放せば
「優衣も一緒に帰るんだよ」
と、腕を引き上げられる。
「ちょっと。私一緒に帰るなんて言ってないっ」
このまま、この機嫌の悪い男と一緒にいたくなくて
腕を振り切ろうとするけど
力が強くて上手く行かない。
「しずか?」
離してよ!と睨むために顔を向けたら
疲れた顔をして、軽くため息をついて
「良いから来い」
と、私を立たせた。