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第14章 変わらない存在　

涙が溢れた…

兄の前で強がった分…
涙が溢れた…


私は兄の部屋のドアを
見ながら…
その奥の兄の姿を
想いながら…

声を殺して…泣いた



　　今でもお兄ちゃんを
　　　　愛してる…

　　お兄ちゃんが恋しい…

　　私を抱いた
　　　お兄ちゃんを
　　　　忘れるなんて…
　　　できるわけがない…

　　　お兄ちゃん
　　　　　ありがとう…

　　　私を抱いてくれて…

　　私を女にしてくれたのが
　　　　貴方でよかった…

　　　　　そして…
　　
　　最後に兄として
　　　　　妹として

　　変わりようがない立場

　　変わらない
　　　　大切な存在として

　　私を送り出してくれた


　　お兄ちゃん…
　　　　愛しています

　　これからも…ずっと