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第4章 兄とのキス

兄が私の腕をほどき
身体を離す


（あれっ… ）


と思った瞬間
唇が重なる

すぐに唇は離れ…
兄の吐息を感じる


兄のキス

優しいキスだった


（お兄ちゃん…たばこ臭い…
やっぱり隠れて吸ってたんだ…）


そんな事を思っていた


気持ちが負けるのがわかった
今…兄のキスに負けたら駄目

これは恋愛ぢゃないんだ

私の意地なんだ


すぐにまた唇が重なる

今度は長いキス
『起きてるんだろ…もう負けたよ…』

キスの合間に兄が囁く