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第8章 日常の大罪

『大丈夫か…』

力の抜けた両手で
優しく私の頬を包む

　（うん…うん…）

うなずいて…
精液で溢れそうな口を開けて
兄に見せる


『出せ！出していいから！』


慌ててﾃｨｼｭを取ろうとする兄の腕を引き寄せた


（大丈夫…飲むから…）


そう目で合図して
一気に喉に流し込んだ


『……ん…はぁ～…』


大きな溜め息がでてしまう

苦くて…渋くて…
味わった事のない感覚


心配そうに見る兄に


『飲んぢゃった！…ほら！』


口を開けて舌を出して


『ね！…全部！』


おどけて見せた