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第9章 捻れゆく時間

家に帰ると
学校から連絡があったらしく
ﾏﾏに問い詰められた

兄の筋書き通りの答えを
ﾏﾏの安心材料として
ｽﾗｽﾗと口にした


『気を付けなさい…もう…』


『…ごめんなさい…』


口だけの謝りを残して
自分の部屋にこもる


兄の帰りが待ち遠しい

兄に抱きしめられたい

兄のそばにいたい


そんな事ばかり考えて…
いつの間にか眠っていた