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第9章 捻れゆく時間

ふて腐れながら
ﾘﾋﾞﾝｸﾞに降りて食卓を囲む


（食べたくない…）


兄は何も変わらず
ﾊﾞｸﾊﾞｸと料理を口に運ぶ


食欲が失せる…

気持ちが…やりきれない…


『ごちそうさま…』


兄に当て付けのように
荒い態度で席をたつ


『食べてないじゃない！どうしたの？体の調子悪いの？』


『あ！俺が食うから置いとけ』

無神経な兄の言葉に
私は悪意を放った


『今日は初めての事したから…身体が変なんだ…』


兄の顔が曇ったのを見届けて私は部屋に逃げ込んだ


親が不信に思っても
知ったことぢゃない

兄が悪いんだ…
私を一番に考えない
兄が悪いんだ…