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一度だけ抱いて~花は蝶に誘われてひらく~
第12章 第一部・第三話 【月戀桜~つきこいざくら~】 十六夜の月
 それからというもの、小紅は〝五〟のつく日には細心の注意を配った。正しくいえば、その日の夜に隣家の様子には耳目をそばだてた。やがて、幸か不幸か、小紅の予感は的中することになった。栄佐はそれからも十日後の二月二十五日にはやはり、深夜にそっと木戸口から抜け出していったのだ。むろん、帰りは明け方だ。
 間違いない。栄佐は〝五〟のつく日の夜、どこかに出かけている。しかも行く先は同じ場所と考えて間違いはなさそうだ。
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