この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
一度だけ抱いて~花は蝶に誘われてひらく~
第16章 【戀月桜~つきこいざくら~】決着~安政六年四月五日宗徳寺 
 花叢(はなむら)の向こうに見える月が頼りなく見えるのは、小紅がいつになく弱気だからだろうか。風もないのに、時折、はらはらと小さな花びらが雪のように散り零れ、水面に落ちる。
 清かな月光のせいで、盛りと咲いている花たちが淡く光っているように見える。煌々と照る十五夜の月と濡れたように光り輝くしだれ桜。あたかも螺鈿細工で描かれた美しい光景のようでもあった。
/2220ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ