この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
一度だけ抱いて~花は蝶に誘われてひらく~
第22章 第二部・第五話 【冬柿】 予兆
 その小紅の父仁助は今、どこでどうなっているのも知れない。要するに、行方知れずとなっている。岡場所の若い女郎に現(うつつ)を抜かし、愚かにも身代を投げ打ったような腑抜けた男だ。あまつさえ、実の血を分けた娘一人に自分のこしらえた借金をすべて押しつけて、自分だけは女と逃げた。
 小紅自身は事件直後は父親を恨んだらしいが、今はただ無事でいてくれれば良いといつも話している。だが、栄佐にすれば、小紅こそとんだ大阿呆のお人好しだ。
/2220ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ