この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
一度だけ抱いて~花は蝶に誘われてひらく~
第23章 第二部・第五話 【冬柿】 冬柿
 お佐津は端から父の金と上州屋の身代が目当てだった。だから、上州屋がもうのっぴきならないと判った時点で、父に駆け落ちを持ちかけ、店の有り金はおろか父祖伝来の骨董品まで持ち出させたのだ。
 金を引き出した後は、父を棄てるつもりだったのである。そんなからくりは、小娘の世間を知らない小紅だとて見抜けた。見抜けなかったのは夜叉のような女を天女だと信じ込んでいた愚かな男―父だけであった。
/2220ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ