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第27章 第二部・第六話【春咲く花】　逢瀬

　彼が大きく割り開いた両脚に貌を埋めた。小紅の手に自らの大きな手を重ね、指を絡め合う。
　けして事を急がず、ゆっくりと小紅の反応を確かめながら進んでいくのが彼なりの気遣いだと小紅は知っている。小紅に不安を与えまいと彼は小紅の手を握りしめながら、秘所に貌を近づけ、自らの舌で花唇をひらく。
　花芽は媚薬のせいで、すっかり紅く染まってぷっくりと腫れ上がっている。栄佐はその熟れきった花芽を口に含み、音を立てて吸い上げた。