この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
一度だけ抱いて~花は蝶に誘われてひらく~
第6章 【残り菊~小紅と碧天~】 運命が動き出す瞬間
 栄佐は昨夜もまたやってきて、今日一日分の飯だと言って、お握りを大皿に十個くらい作っていった。そろそろ昼時だろう、久しぶりに空腹を憶え、小紅は枕許の皿に手を伸ばした。
 形も不揃いの握り飯はいかにも無骨な見かけだけれど、塩味がよくきいて美味しかった。ひと口囓り、小紅はあまりの幸福に泣きそうになる。
 武平を失って、もう二度と誰かを好きになることもないと思っていたのに、こんなに優しくて素敵な男とまためぐり逢えた。
/2220ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ