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碧竜の花嫁
第1章 碧竜の過去
「パオロ!皆に鉱山のどこにも居ないと聞いて、探したんだぞ!」

「ジョゼフおじさん、ごめんなさい。ちょっと良い場所をと思ったら迷ってしまって…」

ジョゼフはため息をつきパオロを見た。

「まったく、今後気を付けるんだぞ。」

「はい。」

その間エウラリアはテーブルクロスを引き、ポトフを盛り付けた。

「さぁ、ご飯にしましょ。パオロもジョゼフも座って!」

(何だろう…何か…)

ステラは僅かなパオロの違和感に気付いていた。
好奇心旺盛な彼女が黙っている筈もなく、パオロに問い詰める事にしたのだった。

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