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僕のこたえ
第10章 溢れる想い
僕の足は迷いなく君に向かって行く。
月明かりが君を照らし何時もより君を美しく見せた。
「今晩は…」
君から声を掛けてくれ、僕の胸は高鳴った。
「篠崎さんも眠れない?」
「うん、まあ…
夜の海って妖しげでキレイだよね…」
君が夜の波間を見つめながら呟く横顔が堪らなく綺麗だ。
「ああ、綺麗だ…
篠崎さんが…」
思わず心の声が口に出てしまった。
「あっえっ?」
君は慌てている。
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