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僕のこたえ
第3章 球技大会
女子の準決勝は厳しい試合だった。
それでも細身の体で走り回る、君…
汗を手の甲で拭いながらボールを追い掛ける君がまぶしかった。
ふいに肩を叩かれた。
振り返ると、不適な笑みを浮かべた時田さんだった。
「厳しいわね、女子も」
「うん…」
「応援してる?」
「してるよ」
「声に出さなきゃ応援は…
篠崎さ~ん頑張れ~!」
時田さんは名指しで応援した。
そして、僕をチラッと見て笑った。
ああ、なんかやりずらいこの人…苦手だ。
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