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僕のこたえ
第40章 柄にもなく


遥香ちゃんはちょっと小柄で僕と歩幅が合わない。


振り返ると少し離れてしまっていた。


僕は思い切って遥香ちゃんに手を差し伸べた。


「ありがとう」


少しはにかみながら遥香ちゃんは僕の手を取った。


しなやかで白く小さな手は少し冷たい。


僕はその感触に感激して握り締めた。


今このまま体が浮きそうだ。


そのくらい浮かれていた。


顔には出ないように必死だったが…

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