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僕のこたえ
第45章 リア充な悩み
二人で生ビール片手にくだらない話やバスケの話なんかして楽しく過ごしていた。
「篠崎さんからは連絡ないのか?」
「ないよ…」
「そうか、辛いな…」
「んまあ、気長に待つさ」
神山はしきりに腕時計を撫でた。
かなり年期が入った腕時計だった。
「これさ、朱美から貰ったんだ」
「へえ‥」
「初めてのクリスマスだった…」
「なるほど…宝物だな」
「ああ…」
すると神山は当時のイブの夜の話をし出した。
僕が愛海を抱いた夜。
僕が初めて女を知った日だ…