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僕のこたえ
第6章 二学期のはじめ
僕は学食で昼食を取り終え、読書の為に屋上に向かっていた。
すると、君が階段を足早に駆け下りてきた。
あっ…
君は足が絡まり、躓きそうになった。
僕は咄嗟に君の腕を掴んだ。
良かった。
なんとか転倒を防げた。
「すみません。ありがとうございます」
君は僕の顔も見ず反射的に礼を述べ去って行った。
振り返ると君は中庭に走って行く。
君は僕という存在さえも知らずにアイツの元へ行った。
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