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俺の妹
第14章 バレンタイン
「そっか、今日バレンタインか」
お兄ちゃんはそう呟いて手作りのトリュフを一口頬張った。
「どう…?」
「うん、美味いよ。どこの店の?」
「もうっ!手作りしたんだよ!!」
「これ、奈都が作ったの?」
「うん!」
お兄ちゃんはじっとチョコを見ながら耳たぶを触った。
あ…嬉しいんだ……
お兄ちゃんは嬉しいと、耳を触る癖がある。
その仕草だけで、胸の奥がキュンっとする。
「こっちも開けていい?」
「もちろん!」
お兄ちゃんの好みに合うような、モスグリーンのタータンチェックのマフラー。
「うわ、すげぇ気に入った…」
お兄ちゃんは開けてすぐに首に巻いて見せてくれた。
どうしよう………
好き………
お兄ちゃんはそう呟いて手作りのトリュフを一口頬張った。
「どう…?」
「うん、美味いよ。どこの店の?」
「もうっ!手作りしたんだよ!!」
「これ、奈都が作ったの?」
「うん!」
お兄ちゃんはじっとチョコを見ながら耳たぶを触った。
あ…嬉しいんだ……
お兄ちゃんは嬉しいと、耳を触る癖がある。
その仕草だけで、胸の奥がキュンっとする。
「こっちも開けていい?」
「もちろん!」
お兄ちゃんの好みに合うような、モスグリーンのタータンチェックのマフラー。
「うわ、すげぇ気に入った…」
お兄ちゃんは開けてすぐに首に巻いて見せてくれた。
どうしよう………
好き………