この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
俺の妹
第20章 鉢合わせ
「どうすんのよ!?
てか何で食事まで誘ってんの!?」
椎奈は俺にしか聞こえないような小声で言った。
「逃げるわけにもいかねぇし……」
とは返事したものの………
さすがにこのまま飯が喉を通るとは思えねぇな。
それは椎奈も同じか………
さっきまで気丈に振舞ってた椎奈も安西に背を向けると
目にいっぱいの涙を浮かべて必死に流れるのを耐えてるようだった。
すぐに手でも握ってやればよかったんだろうけど
苦しい時に肌しか重ねてこなかった俺には
そんなことすら浮かばず
「心配すんな。
俺が何とかするよ」
そんな気休め言ってゆっくり隣で歩いてやることしか出来なかった。
どんだけ情けねぇの、俺………
てか何で食事まで誘ってんの!?」
椎奈は俺にしか聞こえないような小声で言った。
「逃げるわけにもいかねぇし……」
とは返事したものの………
さすがにこのまま飯が喉を通るとは思えねぇな。
それは椎奈も同じか………
さっきまで気丈に振舞ってた椎奈も安西に背を向けると
目にいっぱいの涙を浮かべて必死に流れるのを耐えてるようだった。
すぐに手でも握ってやればよかったんだろうけど
苦しい時に肌しか重ねてこなかった俺には
そんなことすら浮かばず
「心配すんな。
俺が何とかするよ」
そんな気休め言ってゆっくり隣で歩いてやることしか出来なかった。
どんだけ情けねぇの、俺………