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俺の妹
第22章 真実
「お兄ちゃんっ……!
待ってってばっ…!!」
呼ばれて振り返ると
息を切らした奈都がやっと追いついた。
「悪い、歩くの早かったな」
「お兄ちゃん……私……」
何かを覚悟したように奈都が顔をあげる。
「ストップ!!」
俺はそれを思いっきり制した。
「今夜……奈都の部屋に行く。
そこで話そう。」
幸せな勘違いは…
勘違いじゃないかもしれない……
覚悟を決めた奈都の表情は
驚くほど火照って女の顔だった。
バクバクと心臓はうるさく騒ぎ出して
呼吸するのも苦しい。
今夜……もし本当に勘違いだとしても
奈都に想いを伝えよう。
奈都は
「うん……待ってる」
そう言って俺の後ろを歩いて家路についた。
待ってってばっ…!!」
呼ばれて振り返ると
息を切らした奈都がやっと追いついた。
「悪い、歩くの早かったな」
「お兄ちゃん……私……」
何かを覚悟したように奈都が顔をあげる。
「ストップ!!」
俺はそれを思いっきり制した。
「今夜……奈都の部屋に行く。
そこで話そう。」
幸せな勘違いは…
勘違いじゃないかもしれない……
覚悟を決めた奈都の表情は
驚くほど火照って女の顔だった。
バクバクと心臓はうるさく騒ぎ出して
呼吸するのも苦しい。
今夜……もし本当に勘違いだとしても
奈都に想いを伝えよう。
奈都は
「うん……待ってる」
そう言って俺の後ろを歩いて家路についた。