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俺の妹
第29章 誕生日
「晃、ちょっといい?」
廊下から椎奈が呼ぶ。
「どした?」
教室を出ると、椎奈が頬を染めながら上目遣いで俺を見る。
「もうすぐさ、聡の誕生日なんだよね」
「ふぅん……」
「プレゼント、何がいいと思う?」
「あん??
俺が知るわけ………」
「選ぶの付き合って!!!」
椎奈は俺の言葉を遮って、両手を顔の前に合わせて懇願する。
「自分で選べよ、俺一回しか会ったことねぇのに……」
「か……彼女になって初めての誕生日だよ?
外したくないんだもん!!」
椎奈はさらに頬を赤らめながら言った。
まぁ……その気持ちわからんでもないけど………
「誕生日、いつ?」
「明後日……」
「明後日ってお前、今日明日で行かないと時間な……」
そこまで言いかけて、俺は止まった。
廊下から椎奈が呼ぶ。
「どした?」
教室を出ると、椎奈が頬を染めながら上目遣いで俺を見る。
「もうすぐさ、聡の誕生日なんだよね」
「ふぅん……」
「プレゼント、何がいいと思う?」
「あん??
俺が知るわけ………」
「選ぶの付き合って!!!」
椎奈は俺の言葉を遮って、両手を顔の前に合わせて懇願する。
「自分で選べよ、俺一回しか会ったことねぇのに……」
「か……彼女になって初めての誕生日だよ?
外したくないんだもん!!」
椎奈はさらに頬を赤らめながら言った。
まぁ……その気持ちわからんでもないけど………
「誕生日、いつ?」
「明後日……」
「明後日ってお前、今日明日で行かないと時間な……」
そこまで言いかけて、俺は止まった。