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俺の妹
第34章 本当の兄弟、本当の姉妹
どんなに繕って、椎奈と付き合ってるフリしたって
奈都と安西が付き合うことを続けたって
見抜かれてたんだな………
「母さん……」
俺はずっと沈黙を守っている母さんのところへ向かう。
「さっきはごめん
責めるようなこと言って」
母さんはぎゅっと目を閉じて俺を抱きしめた。
「母さんこそごめんなさい
ずっと……悩んでいたんじゃないかって……
もっと早く、真実を話すべきだった」
「母さん…」
俺はそっと背中に手を回し、抱きしめ返す。
バシッ!
「いっ!!?」
頭に激痛が走り振り返ると
「母さんを抱きしめていいのは俺だけだ!」
父さんが物差し片手に笑いながら俺を見ていた。
何つー親だよ………
奈都と安西が付き合うことを続けたって
見抜かれてたんだな………
「母さん……」
俺はずっと沈黙を守っている母さんのところへ向かう。
「さっきはごめん
責めるようなこと言って」
母さんはぎゅっと目を閉じて俺を抱きしめた。
「母さんこそごめんなさい
ずっと……悩んでいたんじゃないかって……
もっと早く、真実を話すべきだった」
「母さん…」
俺はそっと背中に手を回し、抱きしめ返す。
バシッ!
「いっ!!?」
頭に激痛が走り振り返ると
「母さんを抱きしめていいのは俺だけだ!」
父さんが物差し片手に笑いながら俺を見ていた。
何つー親だよ………