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俺の妹
第5章 共鳴
「奈都さんがとってもいい子だったってこと……





そして…………お兄さんの眼差しが愛しい人を見る目だったってこと。」







そこまで話して椎奈は口を閉ざした。








「で、俺の気持ちに気付いたってことか。」



「うん。」


椎奈は小さく返事してまた下を向いた。









「同じ高校だって知った時は、何か同志みたいって勝手に親近感わいちゃって!
やっぱし、こういう運命って共鳴するんだなーって!!
だから廊下で私から話しかけたの!!」


「なるほどね、エスパーじゃなかったわけな。」


「何だよ、エスパーって!」


椎奈がやっと笑って少しほっとする。
て、傷心した俺の気持ちいずこ!!!?
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