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俺の妹
第11章 私のお兄ちゃん
「あ、当たり前じゃん!
お兄ちゃんみたいにカッコいい人がいいなーって!」
そう言いながら胸の奥がズキズキと痛む。
「そうだよねぇ!
お兄ちゃんが恋愛対象なんて異常だもん!」
「じゃぁ、なっちゃんも安西くんが好きなの?」
無邪気に聞かれた質問に、即答することが出来なかった。
周りはそれを肯定だと捉えたらしい。
「やっぱりそうなんだー!」
「なっちゃんがライバルだったら誰も敵わないよー」
耳を塞ぎたい。
「ごめん、ちょっとトイレ行ってくる!」
私は勢いよく席を立ち、その場から逃げ出した。
お兄ちゃんみたいにカッコいい人がいいなーって!」
そう言いながら胸の奥がズキズキと痛む。
「そうだよねぇ!
お兄ちゃんが恋愛対象なんて異常だもん!」
「じゃぁ、なっちゃんも安西くんが好きなの?」
無邪気に聞かれた質問に、即答することが出来なかった。
周りはそれを肯定だと捉えたらしい。
「やっぱりそうなんだー!」
「なっちゃんがライバルだったら誰も敵わないよー」
耳を塞ぎたい。
「ごめん、ちょっとトイレ行ってくる!」
私は勢いよく席を立ち、その場から逃げ出した。