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第8章 七海…ドックトレーナーを体験

「あの…どうすればいいんでしょうか…？」
私はおずおずとトオルさんに尋ねました。

「僕はイヌだから…七海ちゃんが命令してね」

「命令？」

「うん」

「じゃあ…お手！」

トオルさんは四つん這いで私の目の前まで来て…
イヌのようにお手のポースをしました。

「七海ちゃんも手をださなきゃ
お手にならないよ」

私は慌てて手を出しました。