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第3章 初体験

あっさり引いた亮ちゃんは続いて言った。



「じゃ、立って？」


「なんで？」


「…狭くて出来ないもん。」


「つーか、ここでする気？」


「苦しいんだって言ってんだろ！！」



いきなり怒る亮ちゃんにビビった。
そんなに怒ん無くたっていいのに…。


俺は何も言わずに立ち上がった。


仕方ない。
待とう。
亮ちゃんが逝くまで立ってあげよう。