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第3章 初体験

この…
クローゼットに入って亮ちゃんの言った『好き』を本気だと今知った。


俺だって
友達以上に思ってる。
家族以上に近くにいたい…


だけど、恋愛の情だと思えない。

男同士だし…



それを望んでも…



その先はない…。



冗談で流せるならそうしたい。
気づかずにいたかった。

気づいても…
知らないふりができると思ってた。