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たった一夜
第7章 邪悪な霊、登場
すっかり夜がいつの間にかふけっていた


今何時なのか


暗い


重い霊気が身体に近ずく


浅はかな好奇心で来るんじゃなかった


結衣は夢中で恭吾に抱きついた


「これはキュウピットじゃない」


震える唇を恭吾の唇に近づけた


彼も震えている


そして彼と唇を重ねた


(彼が来てくれてよかった)



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