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官能エッセイ集 ~官能の景色~
第1章 “濡れる”と“溢れる”
『“濡れる”と“溢れる”』


カオリは私より二つ年下です。
長身でスレンダーです。
グラマラスな方ではありませんが、スキニージーンズを履いたとき股下に三角形の隙間が出来るのが、私には魅力的に映りました。
彼女からは短い間でしたが"女"と言うものを精神面、肉体面の両方から教えてもらったように思います。

私も彼女に質問をよくしました。
2度ほど身体を重ねたあとだったでしょうか、ベッドの中でこんなことを訊いた覚えがあります。

「女の人が濡れるって、どうゆうこと? 例えば君の入り口周辺から出で来るの?」
「ん~、濡れるって、中から溢れる感じかな……」
「そう、中からなんだ? 濡れるときってどんな感じ?」
「こう、胸の奥が詰まって、息の仕方が変わって、中から染み出して、入り口から溢れて来る感じかな……」

彼女は息の仕方が変わると言いました。
そして「溢れる」と言う言葉を何度も使いました。

「あなたとメールしてるときも、濡れるときがあるよ」
私は驚きました。
「え? そうなの?」
「メール読んでるときは、あなたの声がメールを読んでるの。そうすると、あなたがちょっといやらしこと書くと、その声とイメージでもう濡れてしまうの……」

それからの私は、メールでこの前二人でした"やり方"や、これからしてみたい"やり方"をわざと話したりして、そのあとで「濡れた?」と訊くようになりました。

「今のは、すごく濡れたわ」
「溢れてきちゃった。どうしよう、したくなっちゃった」

と言われるのが楽しみになりました。
「溢れる」って言葉はいいですね。

どうしようもなくなった結果みたいで。
自分が彼女をどうしようもなくさせてるんだって、それも言葉だけで。
変な充実感があります。

あなたは、彼のメールで、濡れますか?


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