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キスの花束を
第1章 別れと出会い
「はじめまして。司です」
ツカサと名乗った啓の弟は
大人びた格好をしようと頑張っているのが丸分かりの大学生だった。
そして・・・
あまりの美青年さに
私と明日香は本当にびっくりした。
「啓・・・本当に啓の弟なの?」
と言った明日香の言葉に
「・・・んだよ・・・」
と、啓はムスっとした顔をしてカクテキをつまんだ。
啓がムスッとするのには訳がある。
啓は明日香が好きなんだ。
明日香はそれに気がついているが
イマイチ行動に起こせない啓をイライラしながら待ってる。
司は、センスのいいしゃれたパーカーにジーンズで
会社でスーツばかりを見ている私と明日香を一瞬でとりこにした。
「司君、何歳?」
「今度卒業です」
さわやかに笑うのその笑顔は独り占めしちゃいけないような気さえしてきた。
日本国中の女の子みんなに分け与えてやらねば!
「卒業後の事は?決まってるの?」
おねーさんヅラした明日香が
これまたうそ臭い極上の笑顔で聞いている。
明日香はホワンとした可愛い系で見た目は28歳とはとても思えない。
が、実は結構腹グロでそれはそれで面白い。
「こいつ、俺と違って出来がいいからそのまま上に行くんだよ」
そんな風に啓が言うけど、啓だってウチの会社なんだから良い大学のはずだ。
啓よりいい大学なんだ・・・
そのまま上?
就職じゃなくて大学院にいくんだ?
ツカサと名乗った啓の弟は
大人びた格好をしようと頑張っているのが丸分かりの大学生だった。
そして・・・
あまりの美青年さに
私と明日香は本当にびっくりした。
「啓・・・本当に啓の弟なの?」
と言った明日香の言葉に
「・・・んだよ・・・」
と、啓はムスっとした顔をしてカクテキをつまんだ。
啓がムスッとするのには訳がある。
啓は明日香が好きなんだ。
明日香はそれに気がついているが
イマイチ行動に起こせない啓をイライラしながら待ってる。
司は、センスのいいしゃれたパーカーにジーンズで
会社でスーツばかりを見ている私と明日香を一瞬でとりこにした。
「司君、何歳?」
「今度卒業です」
さわやかに笑うのその笑顔は独り占めしちゃいけないような気さえしてきた。
日本国中の女の子みんなに分け与えてやらねば!
「卒業後の事は?決まってるの?」
おねーさんヅラした明日香が
これまたうそ臭い極上の笑顔で聞いている。
明日香はホワンとした可愛い系で見た目は28歳とはとても思えない。
が、実は結構腹グロでそれはそれで面白い。
「こいつ、俺と違って出来がいいからそのまま上に行くんだよ」
そんな風に啓が言うけど、啓だってウチの会社なんだから良い大学のはずだ。
啓よりいい大学なんだ・・・
そのまま上?
就職じゃなくて大学院にいくんだ?